大声DとKの大声ブログ。
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映画『ズートピア』について 01:59

原稿は遅々としていますが、それとは別に覚書を書いておきたいと思います!

最近日記を書いていないのをどうかと思い、忘れてはいけないことを少しずつでも、まとめておこうと思います。

映画『ズートピア』について。

映画はKさんがお好きなので、大声二人でいろいろ見ております。
『ゴーストバスターズ』が最高に面白く、これについてもまた感動が覚めやらぬうちに書きたいと思うのですが、とりもなおさずメモしておきたいと思った映画は『ズートピア』でした。

Dにとっては大変不思議かつ見たことに意味のある映画でした。

この映画、2016年現在、どのような採点方式で採点してもほぼ100点、平均点が90点を上回るようなスゴい映画だと思うのですが、Dは不思議と何も感じませんでした。(Dの感受性が異常だからでしょうか? それも充分ある話です)
例えば同じアニメ映画でも『ベイマックス』を見たときに感じた悔しさというか、『止めろ!!もうこれ以上面白いものを研究して面白いものを作るな!!』みたいな感情はなかったです。とてもスゴい映画なのに。
この日記に書いたんですが、『ベイマックス』を見たときに、日本のアニメの良い部分はもう吸い上げられ終わったなと勝手に考え、勝手に泣きました。日本を舞台に14歳の少年とロボットの映画を作られてこの有様という勝ち目のなさがすごい。)

比べて『ズートピア』を見た感想は「人工知能が作った映画っぽいな…」でした。

あまりにもミスもないそぶりに、非常に機械的なものを感じたのです。これは、憶測ですが…もしかすると、脚本家、ロボットではないですか? これはもう、日本と比べてどうとか、そういう話ではないなと。そう思いませんか。
映画を見に行く人々の望むもの、そして「正しさ」(≒ポリコレ)を理解させ、多くの物語のデータや演出のテクニックを学んだ”きわめて優れた人工知能”が作った映画かな、という感じ。

これはこれでひとつの形で、とても興味深いです。

人工知能が小説を書ているご時勢ですから、こういう時代の先に、このような作品があって、そういうものがもしかすると今後はメジャーになっていくかもしれないと感じました。それだけの圧倒的な強度とクオリティがあります。
Dは、小説や映画、絵画、音楽、漫画に携わる仕事など、「人間でなければ出来ない」と思われている、いわゆる半ば『芸術』に類するようなジャンルのほうが、実はスムーズに人工知能に取って変わられるのではと考えています。
ただ、そうなっても作品を作ること自体は損なわれず、むしろ作り手自体は増えていき、そのそれぞれがそれぞれなりの少人数間における個人的なもの、そしてそれは同時にある種の「正しくなさ」を孕むものに関しての交わりが、創作活動になっていくのかなという気がします。
そして、そちらのほうが多分に興味がある分野なので、『ズートピア』を見たときに感じた感覚は、忘れがたく不思議でした。大変面白く、「正しく」、キャラクターも魅力的で、王道的かつテクニックも冴えているストーリーで、文句のつけようがないのに、あまり心が動かないというはじめての映画です。

あっ、これ自分とは関係ない映画、だという直感があり、見たことにとても意味があった映画だと思います。


(長文でブログを書きたい、ブログを書きたい、というわりになかなか更新しない)D拝

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